ことばを食する

本たちとの、出会い、すれ違い、言葉との恋愛。つれづれなるまま記していきます

2010、2009年 ベストセラー回顧

 私は20年ほど前から、YAHOOカレンダーでスケジュール管理をしているのですが、過去を振り返るとき実に便利です。2010年、2009年の今日は何をしていたか、一発で分かります。会議とか訪問先とか、ほぼ仕事の予定ばかりですが、記憶が鮮明なものも結構あって懐かしい。

 当時のベストセラーを眺めると「こんな仕事をしていたころ、あの本を読んだのか」などと思い出したり。さて

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2010年(平成22年)

主な出来事 小惑星探査機「はやぶさ」帰還、大気圏で燃え尽きる(6月) 鳩山首相退陣・管内閣発足(6月) 尖閣諸島沖で中国漁船が海保巡視船に衝突(9月)

【総合】

①「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの 『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海

②「バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット」山本千尋

③「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食 」タニタ

④「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全 ぼうけんクリアガイド」元宮秀介、ワンナップ 編著

⑤「1Q84 (3) 」村上春樹

【単行本 文芸書】

①「1Q84 (3) 」村上春樹

②「くじけないで」柴田トヨ

③「天地明察」冲方 丁

④「母 -オモニ-」姜尚中

⑤「1Q84 (1・2) 」村上春樹

 総合1位「もし高校野球の女子マネージャーが.....」略して「もしドラ」。本当に売れましたね。2011年の稿でも書きましたが、私が初めて買った電子書籍でした。iPadを使うので、電子書籍はその後、みやべみゆきさんの「暗獣」など数冊を買い、すぐに紙の本に戻りました。

 当時、狭い部屋を専有する本が小さなiPadに全部収まるとしたら「なんて凄いことだろう!」と、一瞬感動したのです。しかし、本というものは乱雑でも身の回りにあって、背表紙を見渡せるのが、やはり一番だと気づきました。単に古い人間なのかもしれませんが。

 村上春樹さんの「1Q84」は前年をピークに、引き続きのベストセラーです。村上さんは群像新人賞の「風の歌を聴け」以来、ほぼ読み続けている作家ですが、村上ワールドに慣れてしまったせいか、ここ10年ほど作品に新鮮な驚きを感じなくなりました。ちょっと残念で、さみしいような。「天地明察」も2010年か。時の流れは早い。

 

2009年(平成21年)

主な出来事 裁判員裁判スタート(5月) マイケル・ジャクソン死去(6月) 新型インフルでWHOパンデミック宣言(6月) 民主圧勝、政権交代(8月)

【総合】

①「1Q84 (1・2) 」村上春樹

②「読めそうで読めない間違いやすい漢字 誤読の定番から漢検1級クラスまで」出口宗和

③「ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人 大冒険プレイ ヤーズガイド」Vジャンプ編集部

④「新・人間革命(20)」池田大作

⑤「日本人の知らない日本語」蛇蔵 海野凪子

【単行本 文芸書】

①1Q84 (1・2) 」村上春樹

②「告白」湊かなえ

③「悼む人」天童荒太

④「新参者」東野圭吾

⑤「利休にたずねよ」山本兼一

 「悼む人」は直木賞受賞作。芥川賞より直木賞のほうが面白いな、と感じるようになった1冊でした。それにしても総合のトップ5、私は村上さん以外、読んでいません。いろんな本が売れたんだなあと、あらためて思いました。

  山本さんの「利休にたずねよ」は、このブログでも紹介しています。山本さんはこの後、2014年に57歳で亡くなりました。月並みですが、惜しい人が...と思いました。

www.whitepapers.blog

 

 (ベストセラーはTOHAN調べ)