2020年の正月も過ぎ、トーハンの19年12月期ベストセラーが発表されました。トップは先月に続き「反日種族主義 日韓危機の根源」でした。出口の見えない日韓関係を象徴していると同時に、韓国という国に対してずっと抱いてきた「割り切れなさ」に対する一つの答えが、ここにあるからではないでしょうか。
2位はポケモン攻略本で、5、6位に漫画「鬼滅の刃 」、さらに長生きやダイエット系と、今回のベスト10は、出せば売れる本の傾向が詰まっていますね。
①「反日種族主義 日韓危機の根源」 李栄薫 編著 文藝春秋 1,600円
②「ポケットモンスター ソード・シールド 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略+ガラル図鑑 」元宮秀介&ワンナップ (株)ポケモン(株)ゲームフリーク監修 オーバーラップ 1,600円
③「DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス」 美木良介 幻冬舎 1,600円
④「田中みな実 1st 写真集『Sincerely yours...』」田中みな実 宝島社 1,800円
⑤「鬼滅の刃 片羽の蝶」 吾峠呼世晴 矢島綾 集英社 700円
⑥「鬼滅の刃 しあわせの花」 吾峠呼世晴 矢島綾 集英社 700円
⑦「はじめてのやせ筋トレ」 とがわ愛 坂井建雄監修 KADOKAWA 1,200円
⑧「一切なりゆき 樹木希林のことば」 樹木希林 文藝春秋 800円
⑨「乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.2」 工乃木坂46 講談社 1,800円
⑩「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ 新潮社 1,350円
(トーハン調べ 2019年12月期月間ベストセラー。価格は税抜き)
田中みな実さんの写真集、見事4位です。発売前からアマゾンの予約ランキングなどで話題になっていましたが、わたしはこの女性、知りませんでした^^;。この写真集を買うのは、女性もそれなりにいるのでしょうか?。
写真集の<立ち読みページ>にリンクを貼っておきますが、もし飛べなかったらすいません。
併せて発表されたのが、2019年の年間ベストセラーです。やはり樹木希林さんが圧倒的な強さでした。年間を通して週間や月間ベストセラーに顔を出していました。
2019年年間ベストセラー<総合>
①「一切なりゆき 樹木希林のことば」 文藝春秋
②「青銅の法 人類のルーツに目覚め、愛に生きる」 大川隆法 幸福の科学出版
③「新・人間革命(30)(下)」 池田大作 聖教新聞社
④「おしりたんていファイル」シリーズ トロル ポプラ社
⑤「樹木希林120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ」 宝島社
10位に、本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が入っています。販売部数への影響力で言えば、いまはきっと芥川、直木賞より本屋大賞なんですね。ベスト10に入った文芸書は、この1冊だけでした。
さて、今年はどんな本との出会いがあるか、楽しみです。