ことばを食する

私的な読書覚え書き。お薦めできると思った本を取り上げます

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夜食に切り餅と青紫蘇を食う 〜食の記憶・file6

夕食後、食器を洗ってから部屋に行き、焼酎お湯わりを飲みながら、読書やオンラインゲーム、油彩のお絵描きで過ごすのが日常になっています。合間を見つけて風呂に入り。 本が面白いと、すぐに午前1時2時になってしまう。翌朝の出勤時間を気にしなくていいの…

そこのヒト、リンゴ食べたいの? 〜「母なる自然のおっぱい」池澤夏樹

書架の奥にある(はずの)本を探すため、周辺に堆積した単行本やら文庫やらをよけているうち、つい目的外の1冊を開いてしまうことがあります。ページをめくり、そのうち、本来探していた本は後回しになってしまい。 「母なる自然のおっぱい」(池澤夏樹、新…

読書の秋、芸術の秋

春から50号のキャンバスに油彩で風景を描いていて、苦労して神経を削りながらも、まあ(たぶん)楽しんでいます。50号(畳1枚の4分の3くらい)は一般的には大作でないけれど、わたし的には大作〜!というサイズなのです。 完成まで何年かかるか。描くほど、…

生きて、書いて、愛した人 〜「放浪記」林芙美子

一気に通読するだけが、「放浪記」(林芙美子、新潮文庫)の読み方ではないと思います。わたしは併読本として、気が向いたときに少しずつ読み進み、気づけば2カ月余り。ページを開くといつも、林芙美子という魅力的な女性に再会し、大正時代の日本社会の雑踏…