「もっとざんねんないきもの事典」が2週間ぶりにトップを奪回し、「希望の糸」とのせめぎ合いが続いています。4位の「夏の騎士」百田尚樹 さん、9位 「てんげんつう」 畠中恵さん、そして 10位の「さよならの儀式」 宮部みゆきさんは初のベスト10入りです。
どれも本屋さんで平積みの新刊、ネームバリューを考えれば「くるだろうな〜」と予想していました。盛夏を目前に、文芸書が熱くなってきました。
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週間ベストセラー<総合>2019年7月23日調べ TOHAN (価格は税抜き)
1位 「おもしろい!進化のふしぎ もっとざんねんないきもの事典」 今泉忠明監修 高橋書店 980円
2位 「希望の糸」 東野圭吾 講談社 1,700円
3位 「一切なりゆき 樹木希林のことば」 樹木希林 文藝春秋 800円
4位「夏の騎士」百田尚樹 新潮社 1,400円
5位 「ノーサイド・ゲーム」 池井戸潤 ダイヤモンド社 1,600円
6位 「どっちが強い!? カラスvsコウモリ 危険な 鳥獣エアバトル」 柴田佳秀 監修 スライウム ストーリー ブラックインクチーム ま んが KADOKAWA 960円
7位 「おしりたんてい かいとうと ねらわれた はなよめ」 トロル 作・絵 ポプラ社 980円
8位 「かいけつゾロリ うちゅう大さくせん」 原ゆたか さく・え ポプラ社 900円
9位 「てんげんつう」 畠中恵 新潮社 1,400円
10位「さよならの儀式」 宮部みゆき 河出書房新社 1,600 円
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この中でいま読んでいるのは、宮部さんの「さよならの儀式」です。読み終えたらブログに書こうと思う一方で、宮部さんならまずアレだろうという作品(「模倣犯」とか「火車」とか)がいろいろあって、困ります。
「このブログは新刊紹介」と割り切ればいいのですが、作家さんによってはなかなかそうもいきません。さて、どうしよう...。
ただ、つまらない本は書かないのが、私の一貫したポリシーです。批評とはつまり賛辞である、と言ったのは小林秀雄だったかどうか記憶曖昧ですが、多少辛口になったとしても、書くということはその本、または作家への敬意が基本にあります。簡単に言えば、けなすくらいなら無視。
さて、東野、百田、池井戸、宮部と、人気の各氏がそろい踏みの様相。来週が楽しみです。