ことばを食する

私的な読書覚え書き。お薦めできると思った本を取り上げます

ブログ開設3年の節目に

 ふと気づけば5月23日、このブログを始めてちょうど3周年の日になりました。

 組織の肩書きから離れて3年、ブログを通じて思いもしなかった方々に出会え、コメントまでいただくことを幸せに思います。みなさん、ありがとうございます。

 今年も庭のサクランボが実をつけてくれました。写真は2週間くらい前の撮影で、その後大半はカラスのご馳走になってしまいましたが、なんとか収穫したわずかな残り物も酸味があって甘くて美味しかった^^。

 さて、はてなブログにおける「最近」とは直近の1週間なのか1か月なのか、範囲の仕様を知りませんが、PCの右ブログメニューに勝手に表示してくれる「最近のアクセスベスト5」によれば、今日現在のトップは平安期の古典「梁塵秘抄」の記事(2020年2月)です。

 よく知られている

 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん

 について、個人的な思いを書きました。

 次いで神戸の臨床医、関本剛さん「がんになった緩和ケア医が語る『残り2年』の生き方、考え方」のレビュー(2020年12月)。関本さんは肺がんの脳転移で、残念ながら今年4月に亡くなりました。

 4番目に「一杯のかけそば」(2019年12月)があって、これは昨年も一昨年も、年末になるとアクセスのトップに上昇しました。大晦日に母と子が啜るかけそばの話。作者はその後いろいろ言われましたが、たくさんの人の心に残る物語だったのだと実感します。

 

 少しづつ、ときにはブランクがあったとしても、また書き続けたいと思います。拙いブログを訪問していただくみなさま、これからもよろしくお願いいたします。

 そしてカラスと分け合ったサクランボ。すでに完食しました。