風薫る、5月。2019年の5月下旬にブログを開設して、早いもので2年が過ぎました。その年の6月に、長く働いた仕事からのリタイアを決意していたわたしは、これからゆっくり本を楽しみ、読書記録を残そうと、初めてブログに挑戦したのでした。
個人的な<本の日記>ですが、「だれかの本選びの参考にもなればいいな」という思いがありました。また、紙の出版文化は衰退の一途なので、ささやかに抵抗したいと力む、大それた思いも少しだけ。
細々とではありますが、なんとかここまで続けてこられたのは、ブログに来ていただくみなさんのおかげです。大した数ではなくても、アクセスの数字は励みになります。
いま来訪者の5割以上は、グーグル、ヤフーなどの検索から。作家名や作品タイトルで検索してたどり着いた方に、過去の書評を読んでもらっています。その後もブログに再訪していただくことは稀で、一期一会の出会いです。
新しい記事を投稿した日はやはりアクセスが増えて、これは普段からお付き合いいただいているみなさん。
本当にありがとうございます。
これまで、1日に驚くほどのアクセスがあったことは2回。記事は、平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」(2019年10月)と、門田隆将さんのノンフィクション「疾病2020」(2020年7月)です。どちらも著者本人のツイッターで紹介してもらったからでした。
一方で、栗良平さんの「一杯のかけそば」(2019年12月)は、一定のアクセスが現在も続いていて驚いています。書いた時点で全く想定していませんでした。むしろ、いまさらこれを読んでもらえるだろうかと思った文章した。
さて、当初に始めた企画で、休止しているのは掌編。自分の子供時代を題材にした、ごく短いフィクションなのですが、3話書いて、ほったらかし状態です。でも、いつかまた、再開したいな。
12話書いたら、1話1話に自分で絵も描いて紙の本にしたい。風変わりな大人の絵本?。次はどのエピソードを書いて、絵はどんなのにしようかな。....と、実現することはなくても、わたしにとって思い描くだけで楽しくなる空想なのです。
このようなブログですが、みなさま、これからもよろしくお願いいたします。