朝9時ごろ起床し、窓から外を見れば雨。大晦日といえば雪の記憶しかないけれど、いつの間にか年末年始に雪を踏む年が少なくなってしまった。子供のころは炭火の炬燵に首までもぐり込み、ブラウン管のテレビで年末特番を見ながら、まだもらってもいないお年玉の遣い道を考えたものでした。
今日の日中はリビングと台所に掃除機をかけ、くたびれたタオルを雑巾にして床を水拭き。ソファーの底と裏、食器棚や冷蔵庫もごしごし。食器棚のガラスを磨くと、中にあるガラクタの皿や碗までなにやら上品に見えてきました。
朝はコーヒーと小さな胡桃パンを1個齧って済ませ、昼は冷凍のカレードリアとサラダ。かみさんは朝から買い出しや実家の所要に出たっきりでした。これが落ち着くのです、一人だど。(小さな声で言いますが^^;)
夕方、車で書店へ。今年の買い納めは「池波正太郎の銀座日記<全>」(新潮文庫)です。12月中旬から、年末年始を楽しく過ごしたいと、「剣客商売」16冊を再読しています。その流れで池波さんのエッセイ(日記)を買ったのでした。
古くは更級日記、和泉式部日記から永井荷風の「断腸亭日乗」まで、日記文学にしかない味があって、「池波正太郎の銀座日記<全>」も楽しみです。
そして大晦日の晩飯は、年越しを兼ねた蕎麦。定番ですね。
が、しかし、これから作るので写真を載せることは叶わず....。で
代わりと言ってはなんですが、クリスマスに作ったカツ丼と味噌汁の写真を。え、クリスマスにかつどんw^^;。
カツ丼の極意?は昔、蕎麦屋の店主がめんつゆに砂糖と醤油を足し、トンカツ煮てタマゴでとじていたのを、カウンター越しに見て学習しました。あ、そんだけの過程を踏まえればいいんだと。あとは長い試行錯誤があり。
そういえばわたしの大学時代、東京の蕎麦屋さんにはなぜか、カレーライスまでメニューにあった。昭和50年代は街中の蕎麦屋が、大衆食堂でもあったのです。
最近の蕎麦屋は、こだわりとおしゃれの塊だけど。見掛け倒しもままあって。
「カツ丼定食」はまずますの出来でしたが、飲みながら作るので、実は食べるころにはほろ酔いで、細かい味はどうでもよくなっています。やれやれ、ですなあ。
2023年の大晦日は、これから蕎麦を茹でます。もちろん、すでにビールから焼酎に突入。みなさま、どうか良いお年を。