朝飯食ってすぐ、オーディオ機器のメンテに着手しました。
10数年前から、CDやFMを聴くとき、音量調節つまみを回すと「ガリっ!」「バリバリっ!!」と、一瞬の大音響。経年劣化による、いわゆるガリノイズ(音響マニアのニッチな専門用語)です。
数年前にも一度やったのですが、またアンプを分解して、音量つまみ内部の接点をリフレッシュしました。再発した症状を潰さなければ!
20数年にわたって働いてくれているアンプ(下、上は30年前のCDプレーヤー)。十字ドライバーで分解して、内部のターゲット(これが小さい!)に接点復活剤をスプレーし、ゴリゴリつまみを回して回復を図ります。
ついでに絵画用の筆、ミニ掃除機、綿棒に接点復活液(2週類を使い分け)を含ませて、アンプ内部全体をクリーニング。さらにCDプレーヤー、FMチューナー、スピーカーなど、つながっている機器の接続部もすべてきれいにしました。
作業中、たまたま妹が来訪し、リビングのテーブルと食卓にまで及ぶバラされた機器と工具類を見て、思わずひと言。
「にいちゃん、男の子(いや、爺さんなんですがw)だね!。こんなんわたし、想像もつかん!」
こういうのはやっぱり、私立文系といえど、男が得意とする分野なのでしょうか?。でも特に趣味の機器は、メンテして長く使いましょうw。基盤などの固定の仕方を見ると、モノづくりにこだわるあの時代の日本人の凄さを感じることもできます。
朝から始めた作業は、手早く冷凍チンの昼飯食ってからも続き、機器を元通り組み上げ終わったのは午後3時ごろでした。
おかげで、CD再生すると、わが歌姫・鬼束ちひろちゃんは、よりくっきり目の前に現れて歌ってくれるし、ビル.エバンスがピアノを弾くアメリカの酒場にワープしたり、カラヤンのベルリンフィルも生き生きと勢揃いしてくれ、頑張った甲斐がありました。