ことばを食する

私的な読書覚え書き。お薦めできると思った本を取り上げます

ふと目にした北鎌倉、祈りの光景

 雨の鎌倉を訪ねたのは1年前でした。

 名古屋、東京にそれぞれ用事があって高速バス、新幹線を使って回りました。用事といっても仕事ではなかったので、余裕を持った3泊4日。2泊した東京では美術館巡りを1日、もう1日は小雨の中、30数年ぶりに鎌倉へ。

 北鎌倉で電車を降り、お寺を参拝しながら鶴岡八幡宮を通るルートで鎌倉駅まで歩きました。のんびり、気が向いたらスマホで写真など撮りながら。

 かなりの人は同じだと思いますが、撮影した写真はGoogleフォトで整理しています。このアプリ、親切と言うか、おせっかいと評すべきか、スマホを開くと「1年前の思い出を振り返りましょう❤️」みたいな感じで、昔の写真を引っ張り出してきては私に提案します。

 「もう1年かあー」と遠い目になったりして、まあ、それなりに楽しんではいるのですが。

 さてGoogleフォトくん、北鎌倉のとあるお寺で撮ったこんな写真を思い出させてくれました。

 祈る女性がだれなのか、知りません。最初は気にかけていなかったのですが、この女性はずっと手を合わせて頭を垂れたまま、何分間も動きません。さすがにいろいろ想像してしまいました。無断撮影ですが、後ろ姿で個人を特定できないだろうし、いいかな..と思い。 

 

 今月初めに仕事のオファーがあり、面白そうだったので受けることにしました。先々週から打ち合わせ、資料読みと取材、執筆にかかっていて、ブログ更新が億劫になりそう。

 来年のお盆には出版、書店に配本される予定。まあ予定はあくまで予定として、厳格に締め切りが決まっているわけではないので気が楽です。執筆は一人で担当しますが、わたしの名を表記する本にはなりません。「仙人」を称するある人の視点を通し、100年近い歳月を背景に、地域社会・文化の衰退と再生の試み、地球規模の環境破壊までを視野に入れた仕事です。これ以上の詳細は明かせません^^;。

 昔、新聞の長期連載でとあるジャーナリズムの賞をW受賞したことがあり、それを踏まえてのオファーでした。フリーランスのライターを自称しているので、たまには仕事をしなければw。

 要はここまで、今後ブログ更新がやや滞りがちになるかもしれないという前振りと言い訳でした。前を見れば、原稿用紙300枚の道のりは長い...。無事に脱稿できるよう、自分のことながら密かに祈っています。