ことばを食する

私的な読書覚え書き。お薦めできると思った本を取り上げます

草むしりとお絵かきについて

 昨日と打って変わって、肌寒い春の1日。

 スーパーで買ってあった約100円ハンバーガーをチンして、コーヒーで朝食。昨夜書き上げたコラムを読み直し、少し手を入れて送信しました。ほっとする一方で「あとはどうにでもなれ」の、開き直りもあります。仕事の原稿さえ送ってしまえば、1日、自由。

 

 昼前まで、庭に目立ってきた雑草を抜いていました。草との闘いは、つい面倒になって日延べするほど、悲惨な戦局になることが身に染みているので。

 そういえばこのブログの自己紹介で、好きなものとして本の他に<車><ガーデニング>と書いたけれど、そちらは全く触れたことがないと今気づきました。

 草むしりのよさは、努力がストレートに報われること。世の中、努力が、努力した分だけ成果になることは稀です。仕事であれ、対人関係であれ。でも、地道に雑草を抜く作業は、費やした時間がそのまま成果に現れる。

 人と話す面倒や難しさもなく、ただ黙々と励むべし。

 

 昼は冷凍の坦々麺(好物^^)をまたチンして食べ、午後2時間ほど歩いてカロリー消費。それから鉛筆削って、スケッチブックにデッサンの続き。この本と手を描き始めてから、もう3週間が過ぎました。

 わたしにとって絵を描くことは、草むしりに似ています。「これを表現したい!」なんてゲージュツ的な難しいことはまっぴらで、対象を(存在感を)愚直に紙やキャンバスに映し取るだけ。

  絵画の世界の言葉で分類すれば<写実>となるのでしょうが、自分的にはお絵かきという<ノンフィクション>。

f:id:ap14jt56:20210405211031j:plain (鉛筆4H〜4B、紙)

 描いたペーパーバックは仏・ガリマール社のマラルメ詩集で、学生時代に高田馬場の書店「芳林堂」の洋書部「ビブロス」で買い、数ページ格闘して降参w。以後、長く書架の肥やしになっていました。

 周辺部が黄ばんだ今になって、まさかこんな出番があるとは!。

 実は鉛筆ばかりではなく、またキャンバスと油彩に取り掛かりたいと思うのですが、モチーフがしっかり決まりません。デッサンであれこれ模索中。

 なに描こうかなあー、やっぱり人物かなあ。でもこちらは締め切りがないので、仕事や草むしりと違ってのんびり行きます。