ことばを食する

私的な読書覚え書き。お薦めできると思った本を取り上げます

日々の雪譜 その2・豪雪でロックダウン

 気象台によると今日の昼で積雪1メートル20センチ、富山は35年ぶりの豪雪になっています。ここまでの雪は、さすがに参るなあ。

 とにかく玄関から道路までのアプローチを確保し、車が車庫から出られるようにと、朝から3時間の雪かきでした。全身汗だくで着替え。ふと、昔スキーに熱中していた時を思い出しました。滑り終わったらこんな感じだったっけ...。

 うちの住宅街の道路は、融雪装置(道路中央に埋設された管から地下水を噴出して雪を消します)があるので、かろうじて1車線分は確保されます。さらに土木会社を経営するご近所さんがボランティアで重機を出動してくれました。その結果ようやく、こんな感じに。

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(モノクロ写真ではありません。カラーなのですが...)

 明日までまだ数十センチは積もる予報なので、動けるうちにと車で買い出しに出かけました。

 住宅街を一歩出ると、道路は真っ白な圧雪状態。ただ雪が降り続いているので、冬タイヤさえ履いていれば、全くグリップが効かないアイスバーンの怖さはありません。

 しかし視界が悪い。ふりしきる雪片に加えて一面が真っ白なので、場所によってはどこが道路で、どこから道路外かほぼ判別不能。前に通った車の轍跡を辿ることになりますが、白い平面に残る白い轍は何とも見分けがたいのです。

 こんな時は、知らない道を絶対に走らないことが鉄則。本当はそんな光景も写真で紹介したいのですが、運転中はそれどころでなく、また安易な停車も危険を伴うのでNGです。

 以前、吹雪で前方を走る車のテールランプ以外何も見えず、カーナビを頼りに道の曲がり具合や交差点の有無を確認しながら10数キロ走ったことがありました。カーナビにこんな使い方があったなんてーと、走り切ってからちょっと感動(?)したものです。

 今回はそこまで激しい一時的な降雪はありませんが、昼も夜も休みなく、ただしんしんと...。

 よく行くスーパーにたどり着いてみれば、お客さんは少なく、品切れ商品もちらほら。配送業務が困難を極めているだろうから、仕方がないですね。朝から雪かきでよく働いたので「昼飯は寿司!」と思っていたのですが、残念ながら....w。

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 さて、そろそろ夕方です。朝刊は未だ届かず。郵便物、宅急便の類も音沙汰なし。公共交通機関が麻痺して、幹線道路さえあちこち通行止めのようなので、どうにもならないのでしょう。

 雪で街は既にロックダウン。

 食糧とアルコールの買い出しはできたので、しばらくは家に籠もって、締め切りが迫る仕事に集中することにします。

 息抜きは、窓から眺める庭のサクラの樹。ん。雪の重みで先の折れた枝が....。

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(窓からの眺め。少し前まで、木の一番高いところの枝にハトがとまっていました)