2020年に入り、最初の月間べストセラーになる1月期を、トーハンが発表しました。「こども六法」が4位に入り、根強い人気です。後述しますが、子供と父母にずっと読まれ続けてほしい本です。「鬼滅の刃」そして「田中みな実 1st 写真集」が、12月に続いて1月も強いですね。「反日種族主義 日韓危機の根源」も連続のベストセラー入りです。
10位に新直木賞の「熱源」が入りました。
1月に売れたベスト10は以下です。
①「The WORALD SEIKYO ワールドセイキョウ 2020年春号」聖教新聞社 227円
②「鬼滅の刃 片羽の蝶」 吾峠呼世晴 矢島綾 集英社 700円
③「鬼滅の刃 片羽の蝶」 吾峠呼世晴 矢島綾 集英社 700円
④「こども六法」 山崎聡一郎 伊藤ハムスター・イラスト 弘文堂 1,200円
⑤「田中みな実 1st 写真集『Sincerely yours...』」田中みな実 宝島社 1,800円
⑥「鋼鉄の法 人生しなやかに、力強く生きる」 大川隆法 幸福の科学出版 2,000円
⑦「反日種族主義 日韓危機の根源」 李栄薫 編著 文藝春秋 1,600円
⑧「ポケットモンスター ソード・シールド公式ガイドブック 完全ストーリー攻略+ガラル図鑑」 元宮秀介&ワンナップ /(株)ポケモン、(株)ゲームフリーク 監修 オーバーラップ1,600円
⑨「DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス」 美木良介 幻冬社 1,600円
⑩「熱源」 川越宗一 文藝春秋 1850円
(トーハン調べ 2020年1月期月間ベストセラー。価格は税抜き)
4位に入った「こども六法」。いじめや虐待にあっている子どもたちに向けた本です。大人は、きみたちの状況になかなか気づけない。だからこの本を読んで、もっときみたち自身が声を上げてくれーというメッセージが込められています。
ある意味、大人から子供に向けたギブアップ宣言。これまでこうした発想で書かれた本はなく、かつ貴重な1冊だと思います。もちろんいじめや虐待が社会になければ、この本も必要ないのですが。e-honから紹介文を引用します。
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商品内容
要旨 |
いじめ、虐待に悩んでいるきみへ。法律はみんなを守るためにある。知っていれば大人に悩みを伝えて解決してもらうのに役立つよ!きみを強くする法律の本。 |
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目次 |
第1章 刑法 |
10位に川越宗一さんの「熱源」。わたしは松本清長賞のデビュー作「天地にた燦たり」は読んでいるのですが、こちらは未読です。「天地にた燦たり」は日本、琉球、韓国を舞台にしたスケールの大きい歴史小説でした。
「熱源」は一転、樺太アイヌを中心にした物語ということですが、これから読むのが楽しみです。
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出版社・メーカーコメント
いじめや虐待は犯罪です。 人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。 それは法律という社会のルールによって決められていることです。 けれど、子どもは法律を知りません。 誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。 もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。 そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。 小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。 大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。