ことばを食する

くーの、極めて私的な読書覚え書き。誰かにお薦めできると思った本を取り上げます

スローにめしあがれ 本を食する 〜雑文

 わたしにとって本は、食に例えるならスローフードです。早飯食いみたいに、がつがつやっつけるのがいいわけではなく、食材や調理にこだわった手間も含めて楽しみたいと思っています。どこまで味わえるか、読み手の側の器量も試されていると考えれば、なかなか怖いことでもありますが。

 ところが仕事や様々な刺激(わたしの場合は特にオンラインゲームww)に囲まれている現実は、なかなか落ち着いて本に向かうことを許してくれません。ゆったりを気取っていると、いつの間にか机に未読本が積み上がります。はあ。

 一方で、「ブログに書かなければ」というプレッシャーがあり、つい早足の読書になってしまうのも困ったものです。

 読んでピンとこなかったり、否定的な感想が勝った本については発言しないことにしているので、そんな本に出会うといっそうがっかりし(ブログに書けないではないか!)、かつ書店でその1冊を選んでしまった自分に腹立ちさえ覚えますw。

 いっそ、そのうち「がっかり本ベスト10」というタイトルで書いてみようかー

 などと思ったりしますが、もちろん冗談!、かつそれはあまりに傲慢。わたしにその美味しさを味わう器量がなかっただけです。三浦しをんさんの文章を拝借するなら

 ひとによっていろんな読みかたができるから、本や漫画はおもしろい。

 結局、「本をスローに味わう」という基本を忘れずに、現実に流されつつも受け入れて(現実に逆らうのはしんどいし、無理)ただ矛盾を抱えて地味に生きていこう....という、全く面白みのない結論に行き着きます。

 言い訳すれば、人が生きる時間は小説のように作者に具合よく流れたりしません。

 ところで、ファストフードはまるで悪いものであるかのように無視しましたが、わたしはハンバーガーもホットドックも、吉野家の牛丼も若い頃から好みです。

 牛丼に至っては、上に載せる紅生姜の分量にこだわりを持ちつつ、軽くといた(ここが重要)生卵をかけることを常としています。あとはあの、お湯を注いで混ぜれば出来上がる味噌汁が必須。

 さて、本の世界のファストフードといえば、雑誌やハウツーものでしょうか。そしてしばしば、ファストフード恐るべし。ファッションや性について特集した大正時代の雑誌をめくれば、スローフードに早変わりすること請け合いです。

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 だから、本の世界はおもしろい。というやはり面白みのない結論でした。ここまで読んでしまった方、...すいません!。